産業用太陽光発電の設置場所

産業用太陽光発電の設置場所

産業用太陽光発電をどこに設置するかについてですが、最近では産業用太陽光発電対応の一戸建て住宅も一部販売されはじめているものの、そのほとんどは一戸建て住宅以外といっていいでしょう。

マンションや学校、商業施設や工場などの屋根に設置されている光景も、最近ではすっかりお馴染みとなった感じがあります。

全量買取制度への移行で収益性が高まったことや、大型施設ほど環境対策が必要とされることもあり設置が進んでいるようです。

産業用太陽光発電を設置するのに必要な広さですが、屋根の場合は出力数の10倍がおおよその目安といわれています。

10キロワットの場合の必要面積は100平方メートル、50キロワットの場合でしたら500平方メートルとなります。

建物があれば当然屋根・屋上がありますので、設置場所は確保されたも同然なのですが、屋上の場合は特に空調設備や、給水タンクなど建物上必要な設備が設置されていますので、屋上の広さ=設置面積とはならない点に気をつけないといけません。

屋上や屋根が産業用太陽光発電の一般的な設置場所ですが、最近では遊休地や農地など、平地への設置も進んでいます。

屋根への設置に比べて、土をならして基礎固めをしたり、土台を作ったりする費用がかかってしまいますが、遊休地をそのまま眠らせておくよりも資産活用の点で優れていますし、農地も農業と併用することで更なる収入の増加を期待できます。

ただ、設置にあたって気を付けないといけない点があります。

農地はあくまで「農業をするための土地」と位置づけられていて、固定資産税の軽減など、税制上の優遇を受ける代わりにその利用目的は限定されているのです。

そのため、今は遊休地だからといっても勝手に産業用太陽光発電を設置するわけにはいきません。

その際は農地転用という所定の手続きを経たうえで、農地を雑種地として登録変更する必要があるのです。

もし農業を行いながら、発電は支柱を立ててパネルを設置する「農業・発電併用」の形をとるのでしたら、一時転用という仕組みを利用して、登録変更せず設置することもできます。